ファクタリングは入金が早い?即日資金調達するための注意点

ファクタリングは、「入金が早い」ということを、聞いたことがある方も多いかもしれません。最短なら即日で資金が調達できることもあります。しかし、ファクタリングを利用したことがない人にとっては、「本当に入金が早いのかどうか疑問」という人もいるでしょう。

そこで、今回はファクタリングが最短で即日で資金調達できる理由や覚えておきたい注意点についてご紹介します。

ファクタリングは本当に入金まで早いのか?

資金調達方法には、ファクタリングのほかに金融機関からの融資やビジネスローンなどがありますが、ファクタリングは、最短で即日に資金調達が可能です。

では、なぜファクタリングは、最短で即日に資金調達ができるのでしょうか。その理由と仕組みを見ていきましょう。

ファクタリングが最短即日で資金調達できる理由

ファクタリングが最短即日で資金調達できる理由は、融資ではなく売掛債権の現金化だからです。例えば、商品の売却であれば買い手が現れたら、すぐに売却して現金化できます。極端な話をすると、ファクタリングも商品と同じく現金化なので資金調達までの期間が早いのです。

融資の場合は、企業に返済能力があるかどうかを念入りに審査する必要があります。さまざまな書類から、企業の経営成績や財務状況などを細かくチェックする必要があるため、時間がかかる傾向です。

ファクタリングの場合は、原則としてすでに発生した売上に対する売掛債権を現金化することから、ファクタリング利用者の状況よりも、売掛債権の回収可能性のほうが重要になります。そのため、契約書や台帳などの書類の審査で、売掛債権の回収可能性が担保されると判断できた場合は、即日でも資金調達ができるのです。

早いのはうれしいけど本当に安心できる?

ここまで、ファクタリングが即日で資金調達できることを述べてきました。しかし、「資金調達が早いのはうれしいが、本当に売掛債権を買い取ってもらえるのか」「ファクタリングをしたことで、会社の信用に何か影響がないのか」など、さまざまな不安を感じる人も多いでしょう。

しかし、ファクタリングは安全かつ安心な資金調達方法です。それには、次のような理由があります。

1.ファクタリングは担保や保証人が不要

ファクタリングは、売掛債権の現金化です。融資ではないため、担保や保証人を求めないケースが多いです。例えば、担保になる資産がなかったり、保証人がいなかったりする場合でも、安心して利用することができます。

2.ファクタリングは融資ではないため、弁済できない心配がない

ファクタリングは、売掛債権の現金化であり融資ではありません。融資では、長期間にわたって借入金の返済をしていくため、返済ができなくなる不安がある人もいるでしょう。しかし、ファクタリングの場合は、実際に売上が発生している売掛債権を現金化します。

いわば入金が約束されたものを現金化することになるため、債務不履行となる可能性は低いのです。また、万が一、取引先が倒産しても償還請求権がない場合は、利用者は弁済する必要はありません。その点でも、ファクタリングは利用者にとって安心できる資金調達といえるでしょう。

3.ファクタリングで負債は増えない

ファクタリングは借入ではないため、負債は増えません。借入金の場合は会社の財務諸表に負債として計上されますが、ファクタリングは売掛債権を現金化する取引であるため、負債が増えることはありません。

そのため、自己資本比率を低下させるなど、財政状態の悪化を示唆する可能性は低いです。むしろ、売掛債権を早期回収し現金化が進むため、キャッシュフローが良くなります。この点でも、ファクタリングは安心して利用することができるでしょう。

「OLTA」のクラウドファクタリングの利用者の声

「OLTA」のクラウドファクタリングサービス利用者の声をいくつかご紹介します。

イベント業を営むA社
イベント機材や人員をそろえるのに事前資金が必要だが、銀行の融資だと急いでも最低3週間かかり、用意する書類も多い。イベントの内容が変更になった場合など、急に資金が必要になる場合があるが、ファクタリングだとすぐに資金調達できる。すぐに資金調達できる方法を持っていることは、会社経営をするうえでの安心感にもつながる。

→すぐに資金調達ができる「OLTA」のクラウドファクタリングにより、資金面だけでなく精神面での安心を得られることにもメリットを感じている利用者様です。

ハンドバッグの企画・製造業を営むB社
納品から入金までの支払サイト(支払期日までの期間)が長く、その間に大きな支出が重なると、手元の資金が不足する。そこで、信用金庫からの紹介でファクタリングを利用。素早い着金によって、一時的な資金確保を実現し、工場への支払いが間に合った。

→支払サイトの関係による一時的な資金不足にも、素早い着金があり、とても満足されている利用者様です。信用金庫にも、「OLTA」のクラウドファクタリングが周知されているように、ファクタリングは資金調達の方法の一つとして、認知度が高まってきています。今後は、ますます利用者が増えていくことも期待できるでしょう。

アパレル製品の企画デザイン業を営むD社
人件費の支払い遅れを防ぎたいが、銀行など金融機関からの借り入れは時間と手間がかかる。ファクタリングでは、簡単審査で入金が早いため、人件費の支払い遅れを防ぐことができた。

→こちらの利用者様も、ファクタリングサービスの現金化までのスピード感に、とてもメリットを感じられています。また、すぐに利用できる資金調達方法があることも安心材料となったようです。

利用者の声を聴くと、「OLTA」のクラウドファクタリングの利用者の多くは、「入金までの早さ」「資金調達の方法を確保できている安心感」といった点にメリットを感じている傾向です。

事前に用意しておきたい書類

ファクタリングを申し込む際にはいくつかの書類を用意しないといけません。スムーズに申し込みできるように、事前に用意しておきましょう。ファクタリング会社によって細部は異なりますが、おおむね次の書類が必要となります。

1.本人確認書類

免許証やパスポートなどの本人確認書類が必要です。

2.売掛債権の請求書

取引先の会社名などが明記された請求書が必要です。

3.法人名義(個人事業主の場合は、屋号または事業用個人名義)口座の直近数ヵ月分の入出金明細

通帳やインターネットバンキング履歴などになります。

4.前年度の決算書一式(確定申告書一式)

上記は、申込者が法人の場合の書類です。個人事業主の場合は、前年度の確定申告書B(第一表、第二表)、青色申告決算書(または収支内訳書)一式が必要になります。

その他、印鑑証明書・社印や商業登記簿謄本などが必要となる場合もあるでしょう。

スピーディーな資金調達が可能なファクタリング

ファクタリングは、融資ではなく売掛債権の現金化のため、最短、即日で資金調達が可能です。また、ファクタリングは担保や保証人が不要、かつ融資ではないため毎月の返済負担が増えるというような心配もなく安心して利用できます。

実際に、利用者の声を見ても、多くの人が「素早い入金」「資金調達の方法を確保できている安心感」といったことをメリットに感じているようです。ファクタリング会社によって、申込みに必要な書類が異なる場合があるため、すぐに準備できない書類があっても困らないよう、事前に用意しておきましょう。

監修
弁護士・公認会計士 和田雄太

※2020年9月の法律に基づいた記事です。