経営者に必要な資質

投資家や銀行が会社を評価するための基準が、ここ数年で劇的に変化しています。

これまで、会社の評価とは、決算書から読み取ることができる安全性、収益性、成長性などの定量的な部分がウェイトの多くを占めていました。

どんなに経営者として資質があっても数字が悪ければ評価されないのがこれまでの企業の見方でした。

しかし、数字からは読み取ることができない定性的な部分を重視して企業を評価するよう金融庁は銀行に対して求めていることから、最近では銀行は企業の定性評価を重視しています。

定性評価の中で最も重要なのは経営者の資質です。

いくら儲かっている企業でも経営者が怠慢であれば企業経営は簡単に傾きますし、企業がさらに成長するためには経営者の資質が左右します。

経営者の資質としてどのような点が評価され、チェックされるのでしょうか?

この記事では、評価される経営者の資質を解説していきます。

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思考能力

経営者として、求められる最初のポイントが思考能力です。

思考能力とは、会社を客観的に見つめることができ、考えが論理的で、企業を成長させるための戦略や、新たな需要を作ることができるビジョンです。

論理的な考え方をもっている

まず、経営者は感情的に動くべきではありません。

従業員への教育や、取引先との付き合い方を好き嫌いで判断していたら大切な取引先や従業員を失ってしまうことにもなりかねません。

経営者は感情ではなく、論理を優先させる考えを持っていることが求められます。

「会社経営にとって何が最善か」「会社の利益追及のためには何が最適か」という論理的かつ合理的な判断を行うことができる思考能力を持つことが経営者として必要不可欠です。

財務や会計の知識が備わっている

経営者として実は最も重要と言える知識がこの点です。

経営者の中には営業や製品開発に関する知識や能力があっても、会計や財務の知識を持っている人が少ないのが実情です。

しかし、会社はお金で回っているのです。

自社の資金繰りがどうなっているのか、投資計画の収益性はどの程度か、自社の財務状況は他社と比較して健全なのかどうかなどは経営者がしっかりと把握している必要があります。

会計の知識がなく、経理担当者や会計士などに任せっきりにしてしまうと、適切なタイミングで投資をすることができなくなってしまったり、場合によっては会社の実権を経理担当者が握ってしまう可能性すらあります。

お金の流れを把握するということは、会社の血液の流れを把握することと同じです。

会計の知識がなければコスト削減を行うことも、従業員の給料を上げることも、投資も適切に行うことは不可能になります。

経営者として必要最低限の会計の知識は必須です。

戦略的な考え方をもっている

会社経営というのは楽ではありません。

このため、今、会社を回していくためだけに必死になってしまいがちになります。

しかし、会社の現状を円滑化する以上に、会社の将来像をしっかりと描き、そのビジョンに向けて、会社を戦略的に経営していくということも会社には必要ですし、戦略が描けない場合には、会社は常に市場動向や景気に波に左右されてしまうことになります。

何よりも会社の戦略を描くことができるのは、従業員ではなく経営者です。

現状ばかりを考えず、数年先の会社のビジョンを戦略的に考えることができるという資質も経営者には求められます。

需要(ニーズ)をつくりだせる

会社経営において、世の中にすでに存在する需要に対して販売を行っていくだけでは常に競合他社との戦いに晒されることになります。

このため、経営者は自社の製品に対する需要を社会に対して新たに創出するという能力も必要になります。

広告や営業によって、「この商品を買ってみるか」と消費者に思わせること、自社の製品によって、生活や企業活動がどのくらい便利になるのかということを説明し、新たなニーズや市場を創造する能力が求められますし、その能力さえあれば、会社は常に競合他社の存在しない有利な市場で企業活動を行うことができます。

また、新たに創造した需要は、競合他社がいないため、利益率も高くなります。

人格面

思考能力だけでは、経営者としての資質が全て備わっているとは言えません。

人格的にも経営者の資質が求められます。

経営者は従業員を束ねていく必要がありますし、会社の顔として取引先とも付き合っていく必要があるためです。

経営者は人格者である必要があります。

人格面で経営者に求められる資質は主に以下の5つです。

前向き思考で謙虚な性格

企業の経営が大変な時も、企業経営が好調なときにも前向きで謙虚であるということは非常に重要です。

経営が大変な時というものは会社をあげて頑張る必要があります。

そのような時に経営者が暗い顔をしていたら、従業員は能力以上の仕事をしようとはしません。

また、企業経営が好調な時こそ謙虚な姿勢が大切です。

会社が儲かっているからといって自惚れた態度をとると、取引先の印象は最悪ですし、仮に将来的に会社の経営が傾いた時に助けてもらえない可能性もあります。

とにかくどんな時には前向きで謙虚であるということが重要です。

共感性とコミュニケーション能力が高い

経営者は従業員や取引先とコミュニケーションを円滑に図る必要があります。

取引先や金融機関はその企業と取引をするにあたって、最初に経営者の人柄で判断します。

ろくにコミュニケーションも図ることができない経営者と安心して取引をしようとする人は少ないのではないでしょうか?

会社の最大の営業マンは経営者ですので、経営者にはコミュニケーション能力が求められます。

また、共感性は会社内部で非常に重要です。

従業員が何か提案を行ったとしても経営者に共感性がなければその会社はボトムアップを図ることができず、意思決定が全て経営者1人に委ねられることになってしまいます。

よほど経営者の能力が高い場合以外は、このような会社は硬直した会社になり、従業員も高いモチベーションを持って働くことができなくなってしまいます。

取引先に対しても会社内部に対しても経営者として共感性をコミュニケーション能力は必須の能力です。

高い倫理観

経営者は企業の中で最も高い倫理観を持つことが求められます。

経営者が会社のお金を私的に流用しているような会社には従業員の横領なども起こりがちになるものです。

また、経営者のコスト意識が低い場合には、その会社のコストは無駄に大きくなってしまいます。

経営者は従業員の鏡ですので、コスト面にしてもコンプライアンス面でも、あらゆる面で、経営者は誰よりも高い倫理観を持ち、自ら範を示す必要があります。

経営者も人間ですので、仕事をサボりたい時もあるでしょうが、そのような姿は絶対に従業員に見せてはいけません。

辛抱強い

企業活動はうまくいくことばかりではありません。

うまくいかない時に経営者は簡単に匙を投げるべきではありません。

辛抱強く我慢して、チャンスを伺うということも重要です。

特に経営者は金銭的には会社に対して全責任を負っているため、会社がうまくいかない時に精神的なプレッシャーは計り知れないものがあります。

しかし、だからこそ、そのプレッシャーを周りに知られることなく、辛抱強くなる必要があるのです。

多くの経営者が従業員には辛抱強さを求めるのではないでしょうか?

従業員に求める以上の辛抱強さを経営者は持つ必要があります。

会社全体の経営にしても人材育成にしても、無理のない範囲でできる限り辛抱強さを持って、会社や人材を育てていきましょう。

不必要な見栄を張らない

会社が順調になるといろんな人が近づいてきます。

車のディーラー、不動産投資会社などが「社長、〇〇を買いませんか?」と近づいてきます。

見栄っ張りな経営者は、このような話に乗せられて不必要に高級な車や自宅を購入してしまうことも少なくありません。

また、銀行も「会社も大きくなったため、本社ビルを建てませんか?お金は銀行が融資します」などという提案をしてくることがあります。

本社ビルのほか、ゴルフ場やリゾート施設などへの投資などもよくある見栄による投資です。

それなりに大きな企業が倒産するケースは、大抵このような大型投資が失敗して財務状態が傾くことが原因です。

このようなことにならないように、経営者はとにかく謙虚で質素である必要があります。

投資は、合理的な計画に基づいて行われるもので、見栄で行うべきものではありません。

経営者になると、いろんな人が近づき「社長、社長」と持ち上げますが、このような言葉には乗せられず、謙虚でいることが非常に重要です。

また、2代目の経営者などは生まれた時から社長の息子として見栄を張りがちですので、事業承継の際には後継者が見栄で不要な投資を行わないように十分に教育を行ってから経営を譲るようにしましょう。

2代目で会社が傾くとよく言われるのは、2代目は見栄っぱりだからということが大きな理由です。

経営者は質素で堅実である方が会社は上手くいく傾向にありますので、この点でも経営者は見栄は張らずに自らの姿勢で範を示しましょう。

結論

経営者は感情的にならずに論理と合理性で物事を考える能力が求められます。

また、短絡的にならず、常に長期のビジョンを持ち、そのビジョンに向かって戦略的に会社を運営していくという能力も求められます。

新たな需要を創出するというチャレンジも重要です。

さらに、人間的に当たり前の能力も求められます。

共感性があり、コミュニケーション能力があることはもちろん、高い倫理性も持つことや堅実で質素であることも重要です。

経営者としての資質で必要なものは数多くありますが、会社の成長とともに自分も成長させていくつもりで、重要なポイントを常に頭に入れて日頃の企業経営に励んでください。

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