一括ファクタリングとは?仕組みについて会計士が徹底解説

この記事に登場する専門家

会計事務所アリー代表:田中貴久

2006年早稲田大学教育学部卒業、2007年公認会計士第2次試験合格、新日本有限責任監査法人入所、2011年公認会計士試験(旧3次試験)合格 公認会計士登録、2013年 株式会社NTTドコモ 財務部出向、2016年 税理士登録、会計事務所アリ―代表就任。中小企業の融資や資金調達ノウハウに対して深い知識と経験を持つ。特に日本政策金融公庫における実績多数。

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一括ファクタリングとは何でしょうか?

この記事では仕組みをわかりやすく解説します。

一括ファクタリングの仕組みを解説

 

1.代金決済システムとしての一括ファクタリング 

自動車や情報機器メーカーを中心に電子商取引(BtoB)が普及しつつありますが、購買システムとして親企業と下請企業間で最初にファクタリングを導入する場合、比較的導入しやすいのが一括ファクタリングであります。銀行や銀行系列のファクタリング会社がファクタリング導入で積極的なのと、支払人・受取人、決済金融機関の三者の利点が共通しているからです。

企業の支払事務は決済日に集中するだけでなく、手形の発行の手間と事務コストがかかります。そこで親企業が継続的な取引のある下請け企業に対して、下請代金を支払う方法として一括ファクタリングが業務効率化に貢献することが広く理解されるようになってきました。

いわゆる「一括決済方式」が下請代金支払遅延防止法(通称:下請法)の枠組みの中で認められているが、「一括ファクタリング」もその方式のひとつであります。

なお、一括決済方式にはファクタリング方式の他にも債権譲渡担保方式、信託方式、並存的債務引受方式がありますが、ファクタリング方式が取扱残高で最も多く、一番利用されています。

一括ファタリングは、親企業が下請け企業に対する大量の支払手形事務を合理化するため、各下請け企業の親企業宛売掛債権をファクタリング会社に譲渡してもらい、大企業は期日に支払資金を一括してファクタリング会社に払い込むことで決済をする方式です。

下請け企業が資金を必要とする場合は、ファクタリング会社が買取った信用力をベースに有利なファイナンスを得られることになります。

このようにシステムの導入ステップが比較的円滑に進むのは、支払い側の親企業のメリットだけではなく、債権譲渡側の下請け企業側も導入しやすく、利点も大きいからです。

さらに、中小企業の多い下請事業者は対象となる大企業の下請け代金以外にその他の取引先債権もファクタリング会社へ譲渡し、譲渡債権の範囲内で前払い金融を受けることで、買掛金支払決済で現金支払いを可能にし、リスクの高い支払手形も解消できます。

この一括ファクタリングは大企業BtoBのメーカーだけでなく、最近では中小企業、流通や物流会社まで巻き込んで広がりをみせており、この勢いは地方銀行を通じて地方の中小企業の代金決済にまで及んでいます。さらに、一括ファクタリング・システムと運用業務を行うアウトソーシング会社が設立され、運用を開始しているのも普及の追い風になっています。

一括ファクタリングのシステムは最近、他のファクタリング機能とは別に、独立した機能として「一人歩き」をしています。多くの地方銀行がこのシステムを採用し、銀行業務として取引中小企業へ手形レス決済手段として売り込んでいるためです。企業によっては、新規の取引開始にあたり、最初から決済、支払手段としてファクタリングを採用することを制度として打ち出し、基本契約を締結するところも増えています。

会計士田中貴久先生のコメント

元請け企業(売掛先)と下請け企業(仕入れ先)とファクタリング会社の3者間契約による債権譲渡です。元請けとしては支払作業の負荷軽減になり、下請け企業としては、低い手数料で債権を譲渡しすぐに現金化できるのが魅力の仕組みです。

2.電子商取引+ファクタリングのビジネスモデル

電子商取引が拡大していますが、代金支払い・回収システムにファクタリングを活用することで、ビジネスモデルを構築し、販売機能を完結することができます。BtoBの取引である親企業と下請け企業の関係、流通におけるバリューチェーン、サプライチェーンマネジメントなど構成する企業同士の取引、それにe-マーケットプレイスなど新規需要の創造と業務効率化によるコストダウンのために、ファクタリングの活用が最も効果的です。

実際の電子商取引では今まで商習慣への順応も必要であることから、通常は数カ月間の売掛債権が発生し、その回収方法と資金化をどうするかが最大の課題になります。それには、与信・適格審査や与信管理、資金化サービス、支払保証サービス、回収代行サービス、事務代行業務などファクタリング業務の提供が取引成立の条件になります。

ファクタリング会社が持っているサービス機能の内で、情報システムを使って、買い手企業、売り手企業の双方にメリットのある一括支払、売掛代金振り分けさらに前払い支払いなどのシステムが電子商取引を円滑に進め、活性化させることができます。加えて取引から決済まですべて作業がネット上で自動化されることにより、事務処理業務やコストの削減に繋がります。

ファクタリング会社のもつ信用調査、売掛金買取、回収代行の機能の活用で電子商取引市場が活性化し、取引量が急増するものと思われます。

会計士田中貴久先生のコメント

ネット上で取引が完結するのは便利ですが、債権回収には不安が付きまといますよね。そんな時はファクタリングで早期に資金化したり、保証を付けるのが有効な手段と言えます。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。
企業間の受発注や取引をインターネットで行い、その規模もどんどん大きくなってきています。ファクタリングを活用し、販売機能の完結として代金回収・決済手段を効率化を一度考えてみてはいかがでしょうか?

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