シンジゲートローンのメリット・デメリット

数十億円以上もの高額の借入をする際には、1つの銀行だけで融資を行うことは銀行にとってリスクが高いと言えます。

そのような場合に、複数の金融機関が1つになって融資を行うことがあります。

これがシンジケートローンと言います。

大型の設備投資などのために大型の融資をする際には、シンジケートローンを理解しておかなければ資金調達ができないことがあります。

また、企業が大きくなれば、このような大口の資金調達を見越して複数金融機関と付き合っておくということも重要になります。

この記事では、シンジケートローンの基礎知識について徹底解説をして行きます。

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シンジケートローンとは

シンジケートローンとは、簡単に言えば複数の金融機関が協力して大口の資金を協調融資を行うローンです。

しかし、シンジケートローンには「アレンジャー」や「シンジケート団」と言ったような小難しいカタカナの専門用語が存在し、まずはそれを理解する必要があります。

シンジケートローンの関係する専門知識についてまずは解説していきます。

アレンジャー

シンジケートローンにおけるアレンジャーとは、複数の金融機関の取りまとめ役を指し、主幹事とも言うことがあります。

シンジケートローンは、複数の金融機関が強調して1つの融資を行うものですので、誰かが取りまとめを行う必要があります。

シンジケートローンにおいてはアレンジャーが企業側と交渉して、金利や期間などを設定して、複数の金融機関で分担して融資を行います。

シンジケート団

シンジケートローンのために組織される複数の金融機関の団体をシンジケート団と言います。

シンジケート団は「シ団」とか「引受シ団」などと呼ばれることもあります。

.1シンジケート団組成の形態

シンジケート団の組織形態には2つの組織形態が存在します。

それが、ジェネラル・シンジケーション方式とクラブ・ディール方式という形態です。

こちらも小難しいカタカナ専門用語ですが、シンジケートローンの借入を希望するのであればしっかりと理解しておく必要がある用語です。

それぞれどのような組織形態なのでしょうか?

.1.1ジェネラル・シンジケーション方式

シンジケートローンの借入を希望する企業がこれまでに取引したことがない金融機関を含めて幅広く参加金融機関を募集して、シンジケート団を組成する形態がジェネラル・シンジケーション方式になります。

.1.2クラブ・ディール方式

ジェネラル・シンジケーション方式が幅広く金融機関を募集する方式であることに対して、クラブ・ディール方式の場合には、資金調達を希望する企業の既存取引先金融機関だけでシンジケート団を組成する方式です。

シンジケートローンの形態

シンジケートローンにはタームローンとコミットメントラインという2つの形態があります。

またもや、小難しいカタカナ用語ですが、これはそれほど難しくありません。

シンジケートローンの2つの融資形態についてしっかりと理解しておきましょう。

タームローン

タームローンとは、必要金額を証書貸付で一括で融資する方法です。

住宅ローンのような一般的な融資と考えればわかりやすいのではないでしょうか?

大型の設備投資のための資金を調達する際にはタームローンでシンジケートローンを借りる方法になります。

コミットメントライン

コミットメントラインとは、「〇〇万円までは融資に応じる」という契約です。

個人で言えばカードローンを連想すればわかりやすいのではないでしょうか?

シンジケート団に参加している条件は、コミットメントラインの一定期間内に貸し出しをコミット(確約)するため、コミットメントラインと言います。

コミットメントラインは、企業の大型の資金繰りに活用することができます。

数億円単位の運転資金が必要になる大きな企業では、シンジケートローンでコミットメントラインを作成するメリットがあるでしょう。

シンジケートローンのメリット

シンジケートローンには単独で金融機関から融資を受けることと比較して様々なメリットがあります。

まずはシンジケートローンのメリットをしっかりと理解しておきましょう。

多額の融資を受けることができる

銀行は規模にもよりますが、1社に対して多額の融資を行うことを嫌がる傾向にあります。

このため、例えば地方銀行や信用金庫1社だけから、数十億円もの借入をすることは優良企業であっても不可能です。

しかし、シンジケートローンであれば、高額の借入を複数の金融機関でリスク分散ができるため、大口の資金調達ができる可能性もあります。

借入先の新規開拓ができる

ジェネラル・シンジケーション方式であれば、これまで企業が取引をしたことがない金融機関もシンジケート団に参加する可能性があります。

このため、企業にとっても、取引先の金融機関が何も努力をしなくても増えることになるため、今後の資金調達チャネルとして、借入先の新規開拓ができるというメリットがあります。

資金調達の手間を省ける

シンジケートローンで企業が交渉する相手はアレンジャーと呼ばれる主幹事だけになります。

このため、複数の金融機関と個別の交渉する必要がありません。

もしも、大口の資金調達を複数の金融機関から別々に借りた場合には、それぞれの金融機関と個別に交渉し、申し込みを行い、審査を受け、それぞれと契約手続きをしなければなりません。

シンジケートローンであれば複数の金融機関からお金を借りても、交渉するのは1つの窓口ですので、借入に関する手間を圧倒的に節約することができます。

管理が楽になる

複数の金融機関から何本もの借入をしてしまうと管理が大変になります。

返済日が1ヶ月の間に何回も到来してしまうこともありますし、企業の場合には毎月支払い利息も費用計上していかなければなりません。

このような複数の借入金を管理する必要がシンジケートローンであれば発生しないという点もシンジケートローンのメリットの1つと言えるでしょう。

さらに、シンジケートローンを組めるということは、対外的に「大口の資金調達能力がある」ということをアピールするための機会でもあります。

IR効果としてもシンジケートローンにはメリットがあります。

シンジケートローンのデメリット

シンジケートローンは、管理や手続きを簡略化したうえで複数の金融機関から大口の資金調達をすることができるなどのメリットがありますが、デメリットがないわけではありません。

実際に金融機関に申し込みをする前にデメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。

手数料がかかる

シンジケートローンには利息のほかに手数料も発生します。

手数料には2種類あり、それがアレンジメントフィーとエージェントフィーという2つの手数料になります。

またもや難しいカタカナですが、手数料は非常に重要ですので、しっかりと理解しておきましょう。

.1アレンジメントフィー

アレンジメントフィーとは、アレンジャーに払う手数料です。

シンジケート団を組成するときにアレンジャーに対して支払う手数料がアレンジメントフィーになります。

アレンジメントフィーは融資実行時に融資額の1%〜5%程度の金額を一括で支払います。

.2エージェントフィー

エージェントとは借主である企業の代理人となり、シンジケート団に参加する複数の金融機関と元利金の受け払いや資金決済になどの事務の取りまとめを行う機関です。

このエージェントにも手数料を支払う必要があり、それがエージェントフィーになります。

なお、通常はアレンジャーがエージェントに就任するため、主幹事にアレンジメントフィーとエージェントフィーを支払うというのが一般的です。

エージェントフィーは毎月支払い必要のある手数料になります。

借入の度に契約書の作成が必要

シンジケートローンで借入をする場合には、借入の都度契約書の作成が必要になります。

その都度収入印紙代も発生しますし、契約にかかる事務手続きも決して簡単なものではありません。

カードローンのようなイメージで簡単にその都度借りることができないという点もシンジケートローンのデメリットです。

利用には高い信用力が必要とされる

シンジケートローンは誰でも借りることができるわけではありません。

基本的には数十億円もの高額融資を受けることができるような大きな財務力を持った企業でないと利用することはできませんし、アレンジャーも信用できる企業でないと、ほかの金融機関にシンジケート団への参加を呼びかけることもできません。

基本的に売上規模数十億円を超えており、財務的にも全く問題のない企業でないとシンジケートローンを利用することは難しいでしょう。

融資実行後にトラブルがあると全ての融資が停止することも

シンジケートローンは複数の金融機関からお金を借りるローンです。

そのため、融資実行後に事業の失敗やコンプライアンス上の問題などの何かのトラブルがあると一気に融資が全て停止してしまう可能性があります。

1つの銀行からお金を借りている場合には、その銀行と話しをすれば融資が停止するという状態を避けることができる場合が少なくありません。

しかし、シンジケートローンの場合には、シンジケート団の中には自社のことを全く知らない銀行も存在するため、トラブルがあると融資が停止されてしまう可能性が一般的なローンよりも高いといえます。

結論

シンジケートローンは大口の資金調達を複数の金融機関の協調融資によって借りる方法です。

シンジケートローンはアレンジャーと話しをすれば、アレンジャーがシンジケート団の結成や、複数の金融機関との交渉をしてくれるため、自社で複数の金融機関からお金を借りるよりもメリットがあると言えます。

しかし、アレンジメントフィーやエージェントフィーといった手数料が発生し、トラブルがあった場合の融資停止のリスクも通常のローンよりも高くなります。

メリットとデメリットを理解して、大口の資金調達を希望する場合は、取引先銀行にシンジケートローンの相談をしてみてはいかがでしょう?

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